• 40男のデジタル奮闘記

~40男のデジタル奮闘記 第7話~できるのか?デジタルプロモーション

~40男のデジタル奮闘記~ VOL.7

DMC部の人達

image1井之頭 結(イノガシラ ムスブ) 45歳 営業一筋、初めてWEBセクションに。

image2駒場 東(コマバ アズマ) 35歳 実直なアニキ肌。WEB系の能力高し。

image3吉祥寺 円(キッショージ マドカ)31歳 クールビューティー。WEBもOK!

image4神泉 豊(カミイズミ ユタカ)25歳 平成生まれのデジタルネイティブ世代。

image5渋谷 洋子(シブタニ ヨウコ) 23歳 帰国子女デジタルネイティブ。日本語苦手。

井之頭部長の同期

image6池尻 博(イケジリ ヒロシ)井之頭の同期。営業部長だがWEBの知識もOK。

「いや~、まいったなぁ」
朝から駒場東(コマバ アズマ)がわざとみんなに聞こえるように声をあげる。
「どうしたの駒場さん」
面倒見のいい吉祥寺円(キツショウジ マドカ)が即座に反応する。
「いやぁ、僕の同期の営業の奴からデジタルでプロモーションを考えてくれって相談があってね」
「デジタルプロモーション?消費者向けの?」
「そう。クライアントは飲料メーカーなんだけど、流通店舗で消費者向けに展開するデジタルプロモーションを考えてほしいってオーダーが来たみたいなんだ」
「それでウチに話が来たと」
「そう。じゃ頑張ってね」
「えっ、円ちゃん・・・手伝ってよぉ」
「駒場さんといい、神泉といいうちの男性陣はなんで頼るかなぁ。まずは自分で動かなきゃ!」
「ええ~」
あてにしていた円にツレなくされマスオさん状態になる駒場。
「なんか面白そうじゃないですか」
神泉豊(カミイズミ ユタカ)が二人のやり取りに参加してくる。

「それに最近デジタルのプロモーションって面白いのあるっすよね」
相変わらず軽い。
「おお、分かってくれるか若者よ」
味方ができたことに嬉々とする駒場。

「えっ、なになに?何か始めるの?」
燥いでる男性部員を気にして井之頭が声をかける。
「あっ部長、部長もやりましょうよデジタルプロモーション!」
神泉がまるで子供が遊びに誘うように反応する。
「なんだ?デジタルプロモーション?」
「ええ、僕の同期の依頼なんですけど・・・」
駒場が事のあらましを説明する。

「なるほど。いやオレも営業の時からデジタルのプロモーションに色々と携わってきたけど、最近は随分変わってきているよね」
「ですよね、面白い仕掛けがどんどん出てきますよね」
神泉が答える。
「まあそうなんだけど、デジタルの立ち位置が急激に変わってきてるんだよ」
「立ち位置?」
駒場と神泉が首をかしげる。
「うん。少し前はさデジタルの施策っていうとプロモーションの〝おまけ”みたいな感じで」
「〝おまけ“って言うとちょっとおかしいけれど、予算が本来のメディアやプロモーションに使われて、残りでデジタルって感じだった」
「そうなんですか?」
「そうだよ。それはターゲットとの接点が職場や自宅のPCという限られた環境という要因にもあったと思うんだ」
「確かにそうかもですね」

オフイス

「だからデジタルプロモーションも限られた接点で印象に残るような奇抜なアイデアが採用されたりしたんだ」
「そうなんですか」
「デジタルはおまけって感じだから、売上UPと言うよりも、あの会社、あの商品何か面白いことやってる・・・そんなブランディングが期待されてたような気がする」
「今は違うんですか?」
「スマホの普及だよ。2016年7月で普及率72.2%!わずか4年で2.2倍(※1)だよ!」

phone_woman

「そうか、デジタルの接点が定点から生活導線の中に変わってきたんだ!」
井之頭の説明を受けて二人が声を上げる。
「生活導線で商品購入の直前にアプローチできるって凄くないかっ!」
二人に呼応したように井之頭も興奮してくる。
「だからデジタルで売上UPという期待もかけられるようになってきたんだ」
「そうか、面白い企画だけじゃダメってことですよね」
神泉が納得する。
「少し前はね、〝おまけ“のデジタルで好きなことやらせてもらって、話題になったり広告賞もらったりできれば成功って感じだったけど、今はWEB解析なんて考え方も出てきてROI(※2)とかROAS(※3)とか結果を求められるからね」
「そうかぁ、やっぱりデジタルも結果出さなきゃいけないんですね」
妙に納得する神泉。
「でも結果を求められるのは厳しいけど、デジタルの世界も進歩しててVR(※4)とか少し前じゃ考えられなかった技術を使ったプロモーションも可能になってるんだ」
「ワクワクしますね、オレちょっと考えてみます」
神泉が乗り気になる。
「そ、そうか。じゃあ任せてみるから頑張ってみて」
肩の荷が下りた安心感と、どことなく不安な気持ちで駒場が答える

翌日。
「駒場さん、できましたよっ!」
威勢よく声を上げる神泉。

「なになに、どんなの?」
興味津々といった顔でに部員が集まってくる。
「じゃーん。題して〝バケモンGO!“」
得意げに企画書を広げる。
「バケモン48(フォティーエイト)というキャラがいましてですね、それがVRで店頭に隠れてるんですよ。それをスマホでゲットするってプロモーションなんですが」
「(一同)・・・・・・・・」
「どうしたんですか?ワクワクしなっすか?」
「お前ね、・・・それいろなところから訴えられるよ。たぶん」
井之頭が深いため息をつく。

【いまさらながらの文字解説】
(※1)スマートフォンの普及率
phone_graph

MDD研究所調べ

(※2)ROI
投資対効果の意味で、Return On Investmentの頭文字を取った略語
ROI={(売上-売上原価)-投資コスト}÷投資コスト✕100

(※3)ROAS
投資したコストに対する成果を見る指標
CPA広告掲載コスト÷成約数

(※4)VR
VR(バーチャルリアリティ:仮想現実)
(参考)AR(Augmented Reality:拡張現実)

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プロフィール

wato

wato

出身は日本海側で幼少期から18歳くらいまでを過ごし、光を求めて上京。東京ではkyon2と仕事をするも、田舎者のため一言も声をかけられず撃沈。自分の田舎者ぶりを悲観しつつもなんとかマーケティングの達人になろうとしてマーケティングマスターの資格を獲得。しかし、ちょっと気を抜いてた間に世の中がWEBに席巻されて、驚愕しながら日々を過ごしている今日この頃。

  • ※このコラムは執筆者の個人的見解であり、株式会社電通西日本の公式見解を示すものではありません。
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